コミュニケーション

褒めることと認めることはこんなふうに違う

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大人に対してでも子どもに対してでも、昔より「褒めて育てよう」的な流れが強まっている気がします。気のせいでしょうか。

いいと思います。おおざっぱにいって、日本人、褒めなさすぎだし褒められなさすぎです。褒めること自体は良きこと。

でも、同時にそこに傾きすぎることには危うさも感じます。 まず、「育てるために」「良い方向に向かうように」「鼓舞するために」褒める方向にいくと、それもまたおかしいというか。そういうのはなんとなく感づくのではないかと。

それに、褒めるにもいろいろあります。 たとえば、子どもに対して 他者と比較して「優れているね」「すごいね」「えらいね」という褒め方に偏ったとしたら、どうでしょう。そこに自分の価値があるのだと潜在的に刷り込まれ、常に外側の軸に意識が向き、自己評価が他者評価に振り回されることになりかねないので、ちょっぴり注意も必要。

また、「褒める」ことに一方的にジャッジするニュアンスを感じて抵抗があるという方も、いるかもしれませんね。

そこで、推したいのが認める・承認する、「認知する」という考え方。褒めることに近いのだけれど、褒めるが「Praise」としたら認知は「Acknowledge」。褒める、が一種の評価や賞賛だとしたら、認知は受け入れる・存在に気づき受け入れている、とというニュアンスです。

1.過去の相手と比べて成長を認知

あくまで当社比です。以前とくらべて、1年前・半年前・1ヶ月前とくらべて変化していたら、「こんなふうになったね」「こんなところが成長したね」と伝える。 以前は縄跳び5回だったのが7回飛べるようになったとか、大人であれば、ミスの回数が減ったとか、数字で伝えるのも効果的。

2.変化や状態を認知

髪型が変わった、今日は笑顔が多いね、誕生日だよね。今日はよく食べるんだね。気づいたままを伝えます。 当然ながら 「太った?」のように もともとの関係性によってはキケンなものもあるので取扱注意(笑)。

3.考え方・在り方・プロセスを認知

こんなことに気をつけていたんだね、○○が好きなんだね。☓☓を大事にしている人だよね。最近○○を頑張ってるよね。

こんなふうにただ、事実や気づいたことを評価判断のタグをつけずに「無印」で伝えていくことで、「受け入れているよ」「わかっているよ」というメッセージになります。

そこに、自分が本当にそれが「好きだよ」とか「こんなふうに助かったよ、ありがとう」という気持ちがあったなら、それも乗せて構わないと思います。それは素直な気持ちであり、信頼関係の構築を後押ししてくれるはずです。

認知は、自分がしてもらった経験から言っても「褒める」よりパワフルです。外側ではなく、自分の内側・自分そのものに意識を向けてもらっている感覚。力をもらえる感覚があります。褒めること・褒められることも良いですが、認知のジワジワくる感じ(?)は、いいものですよ。

是非、周囲の方に、そして自分に(これ大事)、認知してみてください。

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MachidaMiki

MachidaMiki

投稿者の記事一覧

 大学卒業後、複数の外資系企業にて企業人事として勤務。
 近年は、各種研修・ワークショップ等の開発/実施のほか、コーチング等を通じて個人の成長や能力開発をサポート。
 自己肯定感を高めることで、自分自身も、内側に確固たる安心感の土台を築き、出来事や感情に振り回されなくなる・自分の考えや望みがクリアになるといった多くの変容が起こる。また、人事の仕事を通じて多くの人と関わる中で、「自己肯定感」が良好なコミュニケーションやパフォーマンスの鍵となっていることを実感。自身も研究を続けながら、コアテーマに据えて活動中。
 自分に愛情を注ぎ、のびやかに自分の個性や力を発揮し、よりしなやかに人生を楽しむ人が増えていくように。そして未来を担う子どもたちも、そんな大人たちを沢山見ながらすくすく育っていくように。そんな想いで、多くの人に届けていきたいと考えている。

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