自分のセルフイメージが変わると、それはそのまま相手との関係性にも影響を与えます。
不思議ですが、恋愛がうまく行っていなかった人が、自分との関係性を良好にして、自分の価値を見いだせると、彼から愛されるのです。
恋愛がうまくいかない場合は、その状況が、先にセルフイメージの中で作られていることも多く、自分が自分をどう思っているかや、自分が恋愛に対してどういう思い込みがあるかが、そのまま相手との関係性に投影されていきます。
セルフイメージは、その人の性質や感受性、これまでどう育てられ、どう愛されたか、今までの恋愛や人間関係で感じたことや、そこで傷ついたことも含めて、自分が自分をどう思うか、どう感じているかで出来上がります。
たとえば、今の自分を受け入れられず、嫌っていると、その状態で自分が相手から愛される価値があるとはとうてい思えません。それを、相手は敏感に感じ取って、なかなかその人を尊重することはできませんし、大切には思えないのです。
自分に否定的な感情を持っていると、なかなか肯定的に物ごとを捉えることができませんので、相手との関係を築く時の障害になりやすくなります。
ここに「自己肯定感」が大きく影響しています。
自分に対して肯定的な態度や感情を持てていないと、相手に安心感を与えることはできません。生きている「心の土台」の部分で「自分は認められている、自分は愛されている」というイメージがないと、自分への存在価値が揺らいでしまうので、様々な場面で問題が起きてくるのです。
かつて、支配的で常に娘にダメ出しをする父親の存在の影響を受けた女性で、男性とお付き合いがうまくいかない女性がいました。彼女の場合、心のどこかで「ダメな私」というイメージがあり、子どもの頃、あんなに干渉されることが嫌だと思っていたのに、それとは裏腹の「誰かに管理(コントロール)されていないと不安」というセルフイメージ。そして「男性は支配するもの」というイメージが出来上がっていたために、干渉したがる支配的な人を無意識に選んでしまう傾向がありました。
彼女のイメージの中には、誰とお付き合いしても「この人も、きっと私を支配して干渉するにちがいない」と感じていたので、相手の男性が少し強い口調になっただけで「また支配される」と恐怖を感じてしまい、彼はそんなつもりはなくても、彼女がひどく感情的になるのでけんかが絶えませんでした。
もともと支配的な彼でなくても、そう思い込んでいる彼女の反応に応えていくうちに、知らず知らずのうちに、彼女に干渉しだすのです。これは彼女の思い込みが彼をそうさせていった可能性も考えられます。
ここで彼女は、自分を受け入れ、認め、ゆるすというステップを踏みながら、自分を大切にして、そのままの自分の価値を認めるトレーニングをしました。
自分を愛して「自己肯定感」を上げていったのです。
すると、自然に自分の生きる「心の土台」の部分ができて「私は愛されている、私は愛される価値がある、私はそのままで認められている」と「価値ある自分」であることを心から信じられるようになりました。すると彼女の恋愛は一気に好転していきました。
私たちは、自分が自分に対して持っている気持ちを、そのまま相手にも持ちます。自分をダメな人間だと考えていると、相手もあなたについて「ダメな人間」だと感じます。自分には魅力なんてないと思っていると、心の奥では、自分を認めて欲しいと思っていても、残念ながら人はあなたの魅力を感じることはできないのです。
あなたはそのままで愛される存在です。
あなたはそのままで十分魅力的です。
あなたはそのままで認められています。
幸せな恋愛や結婚を望む女性に一番大切にしてほしいのは、自分に対してのイメージをよくしていくこと。そのために自己肯定感を持てるようになってほしいのです。
まず誰よりもあなた自身を愛してあげましょう。
あなたが「私は愛される価値がある」と心から思えれば、あなたを愛さずにはいられない男性は必ず現れるのです。
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