人間関係

自分を愛することは利己主義の始まりなのか?

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「自分を愛する・自分を大事にする、というと、自己中心的な人になってしまうようなイメージがあるのだけど・・・」という疑問、不安を抱く方がたまにいらっしゃいます。罪悪感めいたものが顔を出す方もいらっしゃるかもしれません。

その気持ちも、全然不思議ではありません。だって、多くの人は「人を大切に」「人を愛そう」「人の気持ちを考えよう」とは教わっても「自分を大切に」「自分を愛して、自分の気持ちを考えよう」とはあまり教わってこなかったのではと思いますから。

でも、結論からいえば、”心配ご無用”です。

もし「自分がかわいいから、自分優先で押し通してしまう」「私が一番でないと」とか「自分がよければとりあえずそれでいい」といった状態であったとしたら、それは本当の意味での自己愛ではありません。

このあたりは、エーリッヒ・フロムが「愛するということ」の中でも言及しています。
利己的な人は、自分を愛しすぎるのではなく、愛さな過ぎるのである ― (P.97)

これを読んだときは、「いや~そうなんだよね」と、頷きまくりました。
自分の心を1つのコップにみたててイメージしてみてください。
自分を愛する人は、そこになみなみと自分でエネルギーを注ぎ満たすことができます。 一方、利己というのは、自分の心を満たせず渇望しているために、必死に外側(他者)によってそれを埋めようとする心の動きの表れの1つ、、とでもいいましょうか。「私の価値を認めてほしい」という想いが、表に「利己」という形で出ているのです。自分を満たせている人は、コップからあふれた分が他者に注ぎ込まれ、同じように尊重することができるのです。
だから、自己愛を育むことで、間違った方向に導かれることはありません。

そして再び同じ本の引用ですが、
「汝のごとく汝の隣人を愛せ」という考え方の裏にあるのは、自分自身の個性を尊重し、自分自身を愛し、理解することは、他人を尊重し愛し、理解することとは切り離せないという考えである。― (P.94)
とあります。

聖書にある「汝のごとく~」の一文は、そもそも自分を愛していることが先であり前提としている表現です。自分も一人の人間であり、自分という「一個人としての存在」を大切に思うということは、同じように他の一人ひとりの存在についても大切に思うことの第一歩なのですね。
それに、一生涯一番近くにいる、というか離れたくても離れようがない、のが自分。それなら、誰よりも先に自分が自分を愛してあげてもいいんじゃないか、、、と思いませんか?
その感覚は、大人になってからでも、育んでいくことが十分可能です。
一生手をかけ、メンテナンスして、大事に育てていく、そういうもの。
是非、ご一緒に~。

自己肯定力を上げるためには?

MachidaMiki

MachidaMiki

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 大学卒業後、複数の外資系企業にて企業人事として勤務。
 近年は、各種研修・ワークショップ等の開発/実施のほか、コーチング等を通じて個人の成長や能力開発をサポート。
 自己肯定感を高めることで、自分自身も、内側に確固たる安心感の土台を築き、出来事や感情に振り回されなくなる・自分の考えや望みがクリアになるといった多くの変容が起こる。また、人事の仕事を通じて多くの人と関わる中で、「自己肯定感」が良好なコミュニケーションやパフォーマンスの鍵となっていることを実感。自身も研究を続けながら、コアテーマに据えて活動中。
 自分に愛情を注ぎ、のびやかに自分の個性や力を発揮し、よりしなやかに人生を楽しむ人が増えていくように。そして未来を担う子どもたちも、そんな大人たちを沢山見ながらすくすく育っていくように。そんな想いで、多くの人に届けていきたいと考えている。

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